VI-BLOG’s blog

美容業界向けお役立ち「VI BLOG」

とある美容室で起こった小さな大事件

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おはようございます。fbiです。
さて、“とある美容室”で起こった、ホントに些細なことなんだけど、よくよく考えるとわりと“あるある”な話しを少々。

 

“とある美容室”で、これまた“とあるお客様”が髪を切っていた時の話。

 

その女性のお客様は、これまで伸ばしていた髪を、思い切って短くすることにしました。

 

信頼のおける美容師に、大切に伸ばしていた髪を委ね、新たな自分へと生まれ変わろうとした訳です。

 

もちろん、その美容師も誠心誠意、そのテクニックを駆使してスタイルづくりをしました。

 

髪を扱うプロとして、お客様がどんな思いで髪を伸ばし、そしてカットするのか、できうる限りお客様の気持ちに添えるよう美容師も腕を振るいます。

 

そして完成。

 

出来上がったスタイルに、女性のお客様も大満足!喜んでいるお客様の表情を見て美容師も感無量です。

 

ここで一旦、切った髪を洗い流すためにシャンプー台にお客様を誘導する際に、それは起きました。

 


「えっ?」

 


思わず絶句する、女性客。

 


さっきまでの笑顔がどんどんくすんで行きます。

 


当の美容師も、なぜお客様のテンションが下がっているのか見当がつきません。

 


この瞬間、何があったと思いますか?

 

美容師さんは意外とわからないかもしれませんね。

 

 

 

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プロフェッショナルな所作とわ?


実は、シャンプー台に誘導する際に、今カットしたばかりの髪を美容師が踏みながら、そのあとをついてくるように誘導したんです。

 

些細なことかもしれませんが、自分の髪を踏むという行為は一般の人には慣れていない行為です.

 

ましてや、決心をして髪をきったそのお客様なら、その行為に普段とはちがった感情を持っていたかも知れませんね。


カットをしに美容室に行っているので、切られた髪はもう自分の髪ではないわけですので、心情としては複雑ですよね。

 

この美容師のさんの行動はもちろん何にも問題ありません。もちろんカット直後なので、床に散らばっているのも普通の光景です。

 

これ、たぶん感覚の違いなんでしょうね。


美容師さんの多くは、切られて落ちた髪はゴミという認識になっている方がほとんどらしいです。お客様の中にも、気にしない方も多いと思います。

 

以前、私が利用したことのある美容室で1店舗だけ、カットが終わったあとケープを外すわずかな時間で、席周りの髪を一か所に固めるように掃き、髪が落ちていない導線を作ってシャンプー台に誘導されました。そしてシャンプーが終わって席に戻ると、席まわりは綺麗に片づけられていました。

 

私は潔癖症でもありませんし、自分の髪に特別思い入れはありませんが、そのような細かい心遣いと、プロとしての所作に感銘を覚えのも事実です。

 

女性の方の髪に対する想い入れは、人それぞれです。まぁ、男性の中にもコンプレックス的な意味で髪に想い入れの強い方もいらっしゃいますが、そういう方からすると自分の分身を“踏絵”するようなのかもしれません。多少、大袈裟ですが(笑)

 

この記事を読んで、「忙しい中、そんな細かなところまでは考えられんよ」と思う方も多いでしょうが、少数の方でも「なるほど・・」と思ってくれる方がいればなぁと思うお話でした。

 

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